コロナ禍の大学生は不幸なのか?→一概に不幸とも言えない
正確に言うならコロナ禍以降の大学生は、だ。
よくバイト先の人やネットなどで「今年入学の大学生は不運だね」と言われる。
一時はツイッターで「大学生の日常も大切だ」なんてのもトレンド入りした。
確かにコロナ禍で自由に遊べないし学校にも通えない人もいるだろう。
しかし、大学とは本来学ぶ場所である。
そして学びに関して大学はコロナ禍で進化した。
それはオンライン授業(オンデマンド授業)の導入である。
オンデマンド授業の恩恵
オンデマンド授業の恩恵は多岐にわたらない。その恩恵はただ一つで、授業を何度も繰り返し見れるところだ。
大学の授業は内容が難しいうえに生徒なんか置いてけぼりの素晴らしい授業を展開する。
コロナ禍以前であれば授業前の予習は必須であったし復習もしないと到底授業には付いていけないだろう。
しかしオンデマンド授業が導入されたことにより予習がいらなくなった。正確に言うなら授業が予習になったのである。
大学の授業は1学期に15回しかなく、その少ない時間数で教科書の内容すべてを教えるのは難しい。だから教授は重要なところだけをピックアップして授業をするのだが予習の段階ではどこが重要なのかなんてわかる訳もない。
しかし授業が予習になれば要点を掴みやすい。そして所見では理解できなくても2回3回と聞いていれば自然と理解できてくる。
つまりオンデマンド授業は、学生の学力の向上に大きく寄与していのだ。
また、このオンデマンドの授業動画というのは対面授業が始まっても残されるだろう。断定はできないが少なくとも僕の大学では対面授業が始まっても授業動画をウェブ上にアップしてくれている。(もちろん先生によるが)
この授業動画が本当に助かっていて教授にありがとうメールを送りたい、まである。
基本的にテスト勉強は授業動画を見直すことに大半の時間を割く。なぜなら授業というのはその教授の学生に伝えたいことが凝縮されているわけだから教科書を読み漁るよりよっぽど効率的なのだ。
オンデマンド授業の恩恵を受けられない授業もある
もちろんすべての授業にとってオンデマンドがより良い授業形式だとは限らない。
特に対面でなければ意味がない授業やオンデマンドにするまでもない授業は対面授業の方が良いだろう。
実験やディスカッションの授業は言うまでもない。
オンデマンドにするまでもない授業は理解が容易な授業だ。
言い換えると楽な授業。
オンデマンド授業でなくても授業内で理解し完結できるからだ。でもまぁオンデマンドだったら倍速で見れるからその点では恩恵を受けられるのかなとも思う。
双方向性のオンライン授業はクソ
はっきり言っておきたい。双方向性(zoomやgoogle meet)のオンライン授業は対面授業の下位互換である。
オンデマンド授業のように授業動画を録画してくれていてウェブ上にアップしてくれるなら別だが、授業をやっておしまいの双方向性のオンライン授業は本当に使えない。
双方向性とあるが実際の授業は教授から生徒への一方通行型の授業である。コメントできたりするがコメントする生徒は少ない。
ただ、ディスカッションする授業は別である。これ以外にディスカッションを行う術がない。
上で述べたように双方向性は対面授業の下位互換であるから、オンライン授業の大半が双方向性の学生は不幸と言ってもいいだろう。
最後に
最後に伝えておきたいことがある。
不幸と思うその心がもう不幸だよ。
幸せかどうかなんてはっきり言ってその人次第だ。幸せを感じる心がなければたぶん一生幸せになれない。
不幸な事には目を向けなくていい。今ある幸せを感じることが何よりも大切なのだ。